シリカソイル

廃ガラスからつくられる
ハイドロカルチャー植え込み資材

シリカソイルはガラス粉末を焼成発泡して多孔質の植え込み用土にリサイクルした軽石のような素材(多孔質軽量資材)です。
シリカとも呼ばれる珪素(ケイ素)などのガラスの中心成分が溶け出し植物に吸収されると、植物は環境ストレスに強くなり、病虫害の耐性も強くなり、肥料の主要要素のリン酸の吸収もよくなるなど、また植物の光合成能力を上げ耐陰性を強くする、病害虫体制を上げるなど、植物に様々な効果をもたらします。
シリカソイルは水や土壌の環境を浄化するだけでなく、無機肥料としてイネ科作物の収穫量増加の効果も確認されており、ハイドロカルチャーとも親和性の高い資材です。

環境に優しい循環型素材

シリカソイルの原料は廃ガラス。ガラス瓶や板ガラス、太陽光パネルガラスなどの廃ガラスを再資源化装置で粉砕、高温の焼成炉で発泡焼成して製造されます。
ガラスをリサイクルすることで環境負荷を低減するだけでなく、水に溶けにくいケイ素を水に溶出させることで植物の生育を助けることができる、循環型の素材です。

植物の成長に必要なシリカを供給

シリカから吸収されるケイ酸は植物の生育を促進する効果があり、特にイネ科の植物では、葉や茎が丈夫になって光合成が促進され、収量が1.4倍~1.6倍に増加することが確認されています。
また、シリカソイルはハイドロカルチャー以外にも使用され、土壌改良材として団粒化効果により通気性・通水性の向上や根腐れの防止も期待できるほか、アルカリ性であるため酸性土壌の中性化にも使用されています。

シリカソイルの写真