プロジェクト内容
- 微生物を活用した多段式垂直水耕法による高収量な有機栽培の実証
- 廃ガラスを再利用したシリカソイルの植込材料による循環型システムの構築
- 雨水利用・風力発電・蓄電池システムと遠隔モニタリングシステムによる自律栽培の実証
- 農福連携による育苗から収穫野菜の提供まで、地産地消のネットワーク構築
サーキュラー・アグリカルチャーの核となるハイドロカルチャーによる多段式垂直水耕法による有機農業は、土壌栽培とは異なる土を使わない水耕栽培による有機農業で、環境にも負荷をかけない、省スペースで土地の限られた都市部でも実現可能な循環型農業です。このウェルビーイングな都市型菜園による農業が普及し、人々の暮らしのより近くに、見て、触れて、食べられる菜園が増えることで、都市生活のストレスやヒートアイランドの緩和、都市の食料自給率の改善にも役立つと考えられます。
このハイドロカルチャーに、良好な生育環境を実現するプラットフォーム微生物(DSE)や廃ガラスを再利用したシリカソイルの植込材料、分散型高効率再エネ設備を組み合わせ、都市部のあらゆる場所で実施可能なサーキュラー・アグリカルチャーを確立することで、都市農業が有する多面的機能を発揮させ人々の豊かな暮らしを実現することを目的に、東京ベイeSGプロジェクト先行プロジェクトにおいてサーキュラー・アグリカルチャーの実証を行っています。